初心者でも安心!<br>しまなみ海道サイクリングおすすめコース2024
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サイクリングの街としても有名な尾道市。愛媛県今治市を7本の橋で結ぶ全長約70kmのしまなみ海道は、瀬戸内海の多島美を巡るサイクリストの聖地としても知られています。しかし全線走破は、初心者にとって厳しい道のり…。そこでおすすめなのが、尾道を出発地点とする生口島までの初心者ぴったり半距離プラン。この秋に楽しみたい、無理のない自転車旅コース&立ち寄りスポットをご紹介します!
尾道出発!自転車は電動アシストをチョイスして
尾道では、たくさんのレンタサイクル店があります。中でもおすすめは、BETTER BICYCLES ONOMICHI、通称ベタバイ。どうせ走るならかっこいい自転車に乗りたい!を叶えてくれるお店です。店長さん、スタッフさんもとても丁寧。サイクリングの基本から教えてくれるので初心者に嬉しいお店です。自転車は、電動アシストを強くおすすめします。体力に自信がなくても、スイスイいける!ベタバイから少し離れた尾道渡船に乗って、いよいよ自転車旅のスタートです。
向島で小腹を満たし第一関門を突破!
渡船で約5分の船旅を終え向島に着いたら、この春に移転オープンしたばかりの季節のジャムと日々のおやつ[cosakuϋ コサクウ]さんにぜひ立ち寄りを。ジャム屋さんではありますが、サイクリングの合間に食べたい焼菓子が充実しています。
サイクリングには、体力維持のためちょこちょこ食べがおすすめ。コサクウさんのお菓子には、自然素材の味わいが感じられる有機やオーガニック素材が使われています。ヘルシーで安心安全な焼菓子をそっとかばんにしのばせておけば、自転車旅にとても便利です。
しまなみ海道が走りやすいと言われるのは、ブルーラインという青い誘導線があり、迷うことなく進めるという理由があります。写真に見える青い線は今治側まで続いているので安心感あり。美しく輝く多島美を横目に爽快に自転車を走らせることができます。
走りやすいといっても、どうしてもきついのが坂道です。島内は平坦な道ですが、しまなみ海道は必ず橋へ続く上り坂があります。こちらは因島大橋へ続く坂道。しかし、電動アシストなら問題なし!辛い坂道もスイスイ走れます。とは言いつつ、やはり坂道は少し疲れるもの。ここは頑張ってグイグイとペダルをこぎましょう!
因島で島のおいしい恵みを満喫
因島大橋を渡って2番目の橋、因島へ。人気アーティスト、ポルノグラフィティの出身地としても有名です。橋をわたってすぐの場所にある「はっさく屋」でぜひ一休みを。柑橘の一種「はっさく」の発祥地ならではの、はっさくがまるごと入った大福は必食です。広島県内や東京のアンテナショップでも手に入りますが、こちらでは出来たての大福をいただくことができます。何よりうれしいのは、コーヒーとお茶の無料セルフサービスが付いていること。ホッと一息つきましょう。
大福の甘みで疲れを癒やしたあとは、さらに因島島内をひた走ります。途中の休憩場所には、万田発酵が敷地の一部を解放するHAKKOパークがおすすめです。季節の花々が咲き誇り、ヤギや犬たちが迎えてくれる園内は誰でも無料で出入り可能。疲れた足をいたわってくれる足湯を併設されています。
因島のサイクリングも終わりに近づき、そろそろ本格的にお腹が空いてくるお昼時。ここでおすすめなのが、「たくま商店」の塩鶏そばです。まろやかで優しいスープとこだわり麺が心身を満たしてくれます。サイクリングをすると、甘いものをしょっぱいものを体が欲します。各立ち寄りスポットで、甘いとしょっぱいを交互に食べると、体にパワーが漲ります。同店には、尾道らーめんも用意されているので、好みをチョイスしてお腹を満たしましょう。
そうして2つめの橋、生口橋へ。ここは、180度景色が開けているので開放感抜群!橋の入口まで少し辛めの坂道が再度待っていますが、走った先は今回の旅の最後の島、生口島です。
サイクリングがてら観光も楽しい生口島
今回の最終目的地、生口島。生口橋を下ってしばらく沿岸沿いを走っていると、耕三寺に辿り着きます。こちらは、日本各地の著名な神社を模して1936年に創建された施設。門構えから煌びやかな様子が伺えますが、中に入っても豪華絢爛な建築物がずらり!大理石で覆われた未来心の丘は、有名な写真映えスポット。体力が残っていれば、ぜひ立ち寄りたい場所です。
耕三寺すぐ近くには、瀬戸田港から耕三寺までを結ぶ「しおまち商店街」があります。
商店街には、食べ歩きにぴったりなグルメが目白押し!
詳細は下記記事で詳しく記載しているのでチェックしてみてください。
帰りはゆっくり船に乗って尾道へ
しまなみ海道ハーフライドの旅の答えは帰路にあります。帰りは自転車で戻らず、瀬戸田港からフェリーに乗って尾道へ。自転車も載せられるので、とっても便利です。お腹もいっぱい、ほどよい疲れに思わず船内でウトウト…。気が付けばあっという間に尾道へ到着しています。
レンタサイクルを返す前に測定器をみると、今回走った距離は約37km。あちこち立ち寄りましたが、しまなみ海道全長の約半分の距離です。しかも、所要時間は約5時間!もちろん、これだけの短い時間で走れたのは電動アシスト自転車でのおかげですが、体力に自信のある人ならロードバイクでもこの程度は余裕です。
最後に初心者が走る際に気を付けたいことを箇条書きで!サイクリング初心者がリアルに走った故の気付きです。
・曇りでも日焼け止めは忘れずに。意外と焼けます。
・コンタクト装着の人は、向い風によって目が乾くのでサングラスの着用がおすすめ。
・風をきって走るので、真夏以外は長袖推奨。汗ばんだ肌に吹く海風は体を冷やします。
・水分補給と休憩はこまめに。
・橋手前の上り坂は、きついと思えば無理をせず自転車を押して歩くとよし。
・知らないサイクリストとすれ違う時には、ハンドルを握ったまま軽く手を上に向けて挨拶を。声に出して挨拶すると、尚更よし。気持ちがいい。
以上、しまなみ海道を走るおすすめハーフコースのご紹介でした!秋は絶好のサイクリング季節。ぜひ、しまなみ海道を訪れ尾道を満喫してくださいね。
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